死の臨床―高齢精神障害者の生と死 (メンタルヘルス・ライブラリー)(書籍紹介)

死の臨床―高齢精神障害者の生と死 (メンタルヘルス・ライブラリー)(書籍紹介)

松本 雅彦 (編集), 浅野 弘毅 (編集)


3月10日に行われる作業療法研修会の内容と重なる書籍。 死はいつの日か誰にでも訪れる。認知症や精神障害を抱えた高齢者の人たちへの対応は、ガンの告知や、胃瘻増設、延命治療の是非やリビング・ウイル(事前指示書)の意思決定など、本人の判断や意思確認がむずかしい。安楽死・尊厳死、平穏死という言葉の背後に潜む死の欲動と、日々、生の終焉に立ち会う医療者の苦悩と逡巡を人の生と死をとおして剔決(てっけつ)する。